柔道整復師Renです!
現在、接骨院はコンビニの数より多いとされているので、みんなと同じことをしていても生き残れない時代に変化しています。
接骨院でもそれぞれの強みを生かして特化した治療をおこなったり、時代と共に大きく変化している最中。
これから、接骨院を開業しようと考えている人はその時代の変化についていかなければなりません。
これから不安ですよね。私もです。
そこで、20代の現役柔道整復師がこれからの接骨院について語っていきたいと思います。
答え合わせは10年後ぐらいですかね?
この記事では柔道整復師や接骨院の知識がある方向けに書いています。
柔道整復師についてまだ知らない人は先にこちらの記事をご覧ください!!
成功する接骨院の未来は二極化する
早速、結論を述べます。
私は接骨院の未来は二極化すると考えています。
二極化とは、
- 柔道整復師の業務を極め慢性症状も対応できる、王道の接骨院
- 自費治療のみで治療家としての道を極める、新しい接骨院
これが、接骨院の未来だと思います。
この2つのタイプの接骨院が生き残り、中途半端な接骨院は生き残るかもしれませんが爆発的な成功は難しんじゃないかなと。
詳しくはこれから解説していきますね。
①柔道整復師の業務を極め慢性症状も対応できる、王道の接骨院
まずは、王道の接骨院。
柔道整復師としての業務で外傷の鑑別疾患・固定などを極めて、地域の医療に深く支持され根付く接骨院ですね。
もちろん、慢性症状は健康保険を使って治療はできないので、肩こり腰痛に対しては自費治療をおこないます。その自費治療のレベルも高い。
もちろん、不正請求・水増し請求などは一切しません。
健康保険を使いたいなーって何となく捻挫の治療をして、マッサージ屋さんと同じような自費治療をしている中途半端な接骨院は全国にたくさんありますが、それでは生き残れないのです。
本来の柔道整復師として、接骨院としての業務を120%まっとうでき、それだけではなく慢性症状も改善に導ける。
健康保険を使うこと自体は厳しくはなりますが、使えなくなることはないでしょう。だからこそ、まっとうな業務をしている接骨院が強い。
王道の接骨院を目指すなら、実践している人から学ぶのが1番。おおえのき接骨院の大榎先生が主催している【ギプス塾】はかなり有名ですね。
ギプス固定から鑑別疾患など、本物の柔道整復師になるための知識が得られるし技術が身につくでしょう。
大榎先生とは1度お会いしたことありますが、とても熱くて素晴らしいお人柄でした。(ギプス塾を詳しく知りたい方は検索してみてくださいね!他にもたくさんの塾を開催してますよ)
②自費治療のみで治療家としての道を極める、新しい接骨院
私が目指しているのはこちらの新しい接骨院。
一言で表すと、健康保険を使わない院を開業するような形ですね。
治療家とは、広い意味で「体を健康に導ける人」と捉えてもらえればオッケーですので、柔道整復師も鍼灸師も整体師も治療家と呼びます。ぼくも治療家と名乗っています。
これから、個人での小規模院を開業するならば、この形がどんどん増えてくると思います。
自分の強みを最大限生かしていく。特化して「肩こり専門治療院」を経営してるイメージ。自分の強みなんで何でもいいんです。ちなみに私の働いている院は、首と自律神経が強い接骨院と認識されています。
私自身は、自律神経に関する雑誌にも取材され電子書籍も出版しているので、周りからは「自律神経の専門家」として活動しています。
何でも治せる屋になればいいじゃん!と思うかもしれませんが、そのような院はすでにたくさんあるのです。
町中を見渡せば、同じようなマッサージ屋さんがたくさんありませんか?
あれもやって、これもやって、それもやるのが成功するようにみえますが、他に特化しているところがあれば負けるんですよ。
あなたが肩こり悩んでいたら、
【肩こりにも効く治療やってます】という治療と
【肩こり専門治療をやってます】という治療だったら、どっちを選びますか?
本当に悩んでいる人なら高くても肩こり専門治療を選びそうな気がしませんか?
自分の強みを生かす新しい接骨院が今後活躍します。あなたの強みを生かすのです。
もちろん、治療技術があっての話ですからね。そこは勉強がかなり必要。肩こり専門治療をうたっているのに、そもそもの技術がなければ患者さんは来ませんから。
柔道整復師の資格は必要なのか
僕のような治療家を極める場合は、柔道整復師としての資格がいるのかどうか疑問だと思います。
答えは、「とっておいた方がいい」です。
理由はいくつかあります。
- 正しい医療の知識を学べる
- 患者さんの外傷を鑑別しやすくなる
- 国家資格を取得していることが信頼性につながる
- 様々な分野を学ぶので知識の幅が広がり、患者との会話に深さが出る
- 接骨院・整骨院という名前で開業できる
このようなメリットが存在します。
もちろん、柔道整復師の資格がなくても治療家としては極めることができます。全国には優秀すぎる先生がたくさんいますからね。
それでも治療をする時は様々な知識をもっておいた方が絶対にいいです。言葉の深さが違うんですよね。
知識が浅いと100の質問に対して100しか答えれません。
知識が深いと100の質問に対して200、300の答えを用意できますよね。
この知識の深さがとても重要なのは現場に出ればわかります。表面的に取り繕っても患者さんにバレますから…
患者さんに選ばれる人になる
二極化しようがしまいが、これから変わらない事実を1つだけお伝えしたいと思います。
それは、【患者さんに選ばれる人になれ】です。
「先生だから私は治療を受けにきている」
「先生の治療じゃないとダメ」
「先生がいてくれてよかった」
という人が多ければ多いほど、あなたという1人の人間が選ばれている証拠です。
よくあるのは、
「気持ちいいから来てる」
「安いから来てる」
「たくさん話せるから来ている」
「近いからずっと来ている」
というような理由で選ばれていること。
価格や環境についてきているのです。他に同じところがあれば、そっちでもいいんです。
ぜひ、あなたという人についてきてくれる魅力あふれる先生になってくださいね!
王道の接骨院でも、新しい接骨院でも、他の接骨院でも、人で選ばれることが1番大切です。
まとめ:実践者に学ぶ
何となく未来の接骨院の形が見えましたか?
ここまでをまとめると、
- これから成功する接骨院は二極化する
- 王道を極める接骨院と強みを生かした特化型接骨院
- 中途半端に何でもやれても、町中にあふれている接骨院の1つにしかならない
- 何でも屋さんはもういらない
- 人で選ばれる人になれ
あと、誰に学ぶかというがかなり重要です。
不正請求ばかりしている人こそ勉強していないし行動してないんですよね。いつまでも言い訳ばかり。
だからこそ、実践している人に学べばいい。自己投資と思って自分にお金を使い、最短距離で学んでください。
あとは、日々の患者さんとの対応を本気で取り組みましょう。半年後には「あなたがいい」と思ってくれている人がたくさん増えているでしょう。
とにかく、行動しましょう。
私が今勉強をしていることを「接骨院を開業したいと考えている20代柔道整復師が今勉強していること」にまとめました。
これから開業しようと考えている私がどのような勉強をしているのか、参考にしてください。
接骨院の将来性については「柔道整復師の未来は明るい?暗い?将来性を20代柔道整復師が語ります」で詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧ください。