柔道整復師Renです!
私は現在、自費施術のみで経営している整骨院でフリーランスとして勤務しております。
少しづつ自費施術のみの整骨院や接骨院も増えてきているようですが、世の中の9割以上は保険を使用しながら自費治療をしているか、もしくは保険だけで経営しているでしょう。
完全自費整骨院の情報ってかなり少ないので、実際に私が働いている情報をできる範囲でお話して、本当にこれから生き残れるのか伝えていければと思います。
完全自費整骨院でも売上は問題無し

今働いている接骨院は数年前から完全自費に切り替えて経営しています。
詳しい数字は言えませんが保険を使っていた時との差はそこまで感じていません。
単純に完全自費ですと客単価があがるので、1日50人来院しなくても売上を残すことは可能。
例えば、20分4000円の治療であれば、1日20人来れば8万円の売上になり、1ヶ月22日勤務だとすれば約180万円ほどの売上になります。かなりうまくいった例をあげましたが、180万円の売上を保険を使って作るのにはもっと労力がかかります。
このような計算をしてみると、完全自費の接骨院はやり方さえ間違わなければ十分に生き残れると考えています。もちろん、軌道に乗るまでは大変ですがね。
保険も年々厳しくなっていますし、それを肌で感じている柔道整復師が多いはず。私はその保険に左右されてないので、患者さんを診ることに集中できてますます成長していきます。
「完全自費の接骨院」
数は少ないですがどんどん増えてくると思います。保険請求だけの接骨院と完全自費の接骨院を比べると、間違いなく5年後には完全自費の接骨院が生き残ってるでしょう。
それぐらいのポテンシャルが、完全自費の接骨院には秘められていると思います。
理論・技術があって売り方がわかればストレスが無くなる
完全自費を経験していて非常に感じることは、ストレスが無いこと。
保険請求をしていた時は、
- レセプト作成だるすぎる
- 月末残るの嫌だ
- 返戻が面倒くさい
- 部位数を考えなければならない
などのストレスがありましたし、人数も多くやならきゃ売上にはなりません。
後は経営者側に痛いことで、お金が入ってくるのが遅れるんですよね。保険請求をしたからすぐにお金が振り込まれることはなく、数か月後に入ってきます。
その点、自費施術はそのまま売上になるので計算がしやすいですし、返戻やレセプト作成なんてものは一切ありませんのでまったくストレスがありません。
患者さんに対して嘘をつきながら慢性症状を保険請求しているわけではなく、自分の技術や知識で勝負できます。
ただ、知識・理論・技術があっても、自分を売り込む方法を知らなければ難しいのが完全自費。
どうやって集客するのか、誰を集客するのか、その集客した後はどんなフォローをするのか等々のことも学ばねばなりません。
いわゆる「マーケティング」ですね。
技術だけ追い求めても今の時代生き残れる保証はありません。これから接骨院を経営していくならば、マーケティングを学ぶことは必須条件です。
※もちろん、マーケティングの他にもたくさん勉強をすることはあります
私もフリーランスになる上でマーケティングを学ぶようになった1人。これから開業を考えていたり、すでに開業しているのであればぜひマーケティングを学んで自費施術の売上を伸ばしてください。
私はまずは本を読むのをおすすめしていますので、「【接骨院のマーケティング勉強法】柔道整復師は本を読んでマーケティングを学ぼう!」を参考に学んでみましょう。

まずはこちらの本から読むのがおすすめ↓
まとめ:これからは自費施術の割合が増えてくる

完全自費じゃないにしても、全体での自費施術割合は確実に増えてきます。保険の適用範囲を知っていれば、当然のことなんですけどね。
昔からおこなわれていた不正請求が無くなって、健全化していく流れになっていくでしょう。
最近では、柔道整復師が整体院を経営していることも増えています。整体院ですと広告などの規制も多少緩いですし、患者さんも保険を使えない認識で来院されるので施術がしやすいです。
柔道整復師が整体院で働くメリットはたくさんありますから、こちらの「柔道整復師が整体院で働くメリットとデメリットを解説します」をご覧ください。

完全自費の接骨院のポジションを確立し、勉強をし続ければ、確実にこれからも生き残っていけます。
自費施術の割合が増えていくだけでも、保険請求とは別の収益になるので経営面でも安定しますから、これからの時代は自費施術が必須なのかもしれませんね。
ただし、やみくもに自費施術を始めると痛い目をみるので、世の中の商品がどのように売れていくのか「マーケティング」をぜひ学んでみましょう。

