柔道整復師Renです!
私自身も柔道整復師を取得していますが、実は妻も柔道整復師を取得しております。
妻は同い年なので国家試験を一緒に受けましたが、残念なことにその年は不合格になり、次の年にリベンジして見事合格。
1回目の国家試験はすでに内定をもらっていた状態でしたが、次の年に受ける時には就活を事前にやらずに挑み、自己採点して合格になった後から就活を始めて、デイサービスと接骨院が併設されている院に就職が決まりました。
結果的には、その半年後にそちらの院を辞めたのですが、今振り返ると失敗したことがたくさんあります。
この記事では、国家試験後に就活をした妻の失敗談を具体的にお伝えしていき、どんな就活をすべきなのか、これから国家試験を控えている専門学生や大学生に参考になるようにお伝えしていきます。
柔道整復師国家試験後に就活をして失敗した話
まず妻が当初に探していた条件は、
- デイサービス
- できれば近場
- 日曜・祝日休み
- ボーナス少しでもあれば
- できればマッサージはしたくない
上記のような条件で探していました。
この条件だけ見ればすぐに見つかりそうですよね。
しかし、そう上手くはいかなかったのです…
妻は学校に求人を紹介してくれないか問い合わせたり、自分で求人サイトを片っ端から調べて、とにかく4月から仕事が始められるようにと求人を探しました。
デイサービスは日曜も営業している施設が多いですが、日曜休みの施設もたくさん存在します。デイサービスを調べてみても、日曜休みはけっこうありましたからね。
ただ、求人がない。学校からも日曜・祝日休みはないと言われて、求人サイトでも家の近くのデイサービスはシフト制のグループ院がほとんど。
とにかく求人がない、ということを妻からも言われていましたし、私が調べていてもすぐに見つかりそうな条件でも見つかることはありませんでした。
だんだん焦って範囲を広げてしまった
日にちだけが過ぎていきますが4月から仕事もしないと、金銭面でもきついです。
なので、電車で30分ぐらいまでの範囲に広げて近場は諦めることにしました。
すると、希望の条件にほぼ一致する求人が2つ見つけることができ、電車では30分かかりますが許容範囲だったので応募することに決定。
1つ目はデイサービスオンリーの施設で、2つ目はデイサービスと接骨院が併設している施設でした。もちろん、第一希望はデイサービスオンリーの施設。
まずは第一希望のデイサービスに連絡を取り面接を受けるところまでこぎ着けたのですが、結果は不採用。
即戦力が欲しかったようなので、こればっかりは仕方ありませんでした。
次に、希望のデイサービスがあるものの接骨院も併設されている施設に応募。他に日曜・祝日休みのところがないので、そこしか選択肢が残されていませんでした。
面接も順調にいき、なんとか4月から仕事が決まりましたので一安心。
しかし、いざ働いてみるとかなり酷い状態でした。
面接時にデイサービスの仕事をメインにやるということでしたが、接骨院のほうでのマッサージがメインになり、求人にボーナスもありと書いていたのが実は支給されなくて、残業代も0というなかなかのブラック企業でした。
国家試験後は選択肢が少ないから判断が鈍る
妻は就職してから半年後に転職することになりました。元々、柔道整復師にこだわりはなかったそうなので、実は今は歯科助手とし働いておりますが、年収もアップしボーナスももらい、近場になって自転車で通っております。
妻が転職した時の詳しい流れは「柔道整復師から歯科助手に転職した話」をご覧ください。
国家試験は3月の第一日曜におこなわれますが、多くの人は4月から仕事をしたいと考えていますので、残り3週間ほどで希望の条件を見つけることが正直難しいです。
選択肢が無いと判断も鈍り希望の条件からどんどん離れた条件しか見えなくなります。
今の接骨院業界の流れは、早めに人材確保しているので遅くなればなるほど選択肢はなくなっていきます。
私の妻はデイサービスが希望だったものの、接骨院と併設されているデイサービスに行かざるえない状態になりました。選択したのは自分ですしなにも職場は悪くありません。
自分が就活をするのが遅いせいで、選択肢を狭めていたのに過ぎないのです。
柔道整復師は就活は早めにやる
妻の経験から学んだことは、専門学生のうちに就活をやるのが絶対良いこと。
時間もかけて選べるし、選択肢も豊富だし、人の意見を聞ける時間もある。
昔は国家試験後に就活をするのが当たり前でしたが、今は全く違います。どこも早めに動いて、早ければ8月あたりには内定をもらっている人も多いので、就活は夏ごろから本格的に始めるのがおすすめです。
詳しくは「柔道整復師の専門学生は就活を何月からやるべきなのか解説します」を参考に就活の準備をしてください。
又、今の接骨院業界は様々なやり方が存在しますが、研修などをしてないと接骨院業界のことはわからないと思います。
そんな人が自分の理想とする接骨院が見つけられるように、私が4つのタイプに接骨院をわけて「自分に合った接骨院」を見つけられるように別記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
不合格だったら内定を断ればいいだけ
国家試験前に内定をもらうのが当たり前にはなってきますが、心配なのは万が一不合格になってしまった場合。
しかし、そんな心配は不要で、雇う側も不合格になるリスクがあってでも人材を確保しているので、不合格になったら正直に伝えて内定辞退をすれば問題ありません。
不合格でショック受けているところで辛いですが、電話で説明すれば相手も理解してくれます。私の妻もとくに問題なく内定辞退しましたから。
内定辞退のやり方はこちらの記事を参考にしてください。
まとめ:国家試験後はゆっくり休むのがおすすめ
国家試験後に就活をおすすめしない理由は、休む時間が無くなるからというのもあります。
専門生活は忙しく3月まで勉強があって、その後も4月まで就活して、すぐに働き始めるとゆっくり休む時間がありません。
就職すると自由な時間は大幅に減りますので、やはり内定を早めにもらって国家試験後はゆっくり過ごす時間に当てて下さいね。
私の妻のように焦っても良いことはありませんし、ゆっくり国家試験後に過ごすためにも、ぜひ早めの就活をしてください。
就活に関して役に立つことや注意点をまとめた「就活マニュアル」を作成しております。
これから就活を始める人はぜひ参考にしていただければ幸いです。