柔道整復師Renです!
私は柔道整復師を取得していますが、実は妻も柔道整復師を取得しています。
今回お伝えするのは、妻の体験談です。
私の妻は現在、柔道整復師という資格を持ちながらも「歯科助手」として働いています。
歯科助手になるにあたって、
「せっかく資格をとったのにもったいない」
「資格を生かせばいいのに」
こんなことを妻はよく言われていました。
気持ちはすごくわかりますが、嫌なことや不満がある仕事を続けるのは本当に幸せなのでしょうか?
この記事ではあなたの仕事に対する気持ちを見直すきっかけになり、実際に転職した体験談を少しでも参考にしてほしく書いております。
- 柔道整復師から転職を考えている人
- 資格を取ったから転職するのがもったいないと思っている人
柔道整復師から歯科助手に転職した話
妻の転職体験談からお伝えしていきますが、私と妻の両方の目線から解説していきます!!
まず、妻の状況からざっくり説明しましょう。
職種:デイサービスと接骨院が併設している院
内容:デイサービスと接骨院でマッサージ、送迎の運転
条件:額面で月20万、ボーナスなし、社会保険あり
時間:8時30分~18時(送迎時は昼休みほぼなし)
んー、条件だけみても微妙すぎる。今思うとブラック臭がしますね。
求人の時点ではボーナスありと書かれていましたが、実際には支給されてなかったみたいですし…
妻は国家試験が終わってから就活をしたので、選択肢があまり無かったのもありますが、求人だけ見るとすごい良い条件だったんですね。
2人して「ここいいじゃん!」って言ってました(笑)
実際には違ったわけですが…
働き始めて、数ヶ月したところで妻からこんな話がありました。
「この仕事向いてないのかも」
よくよく話を聞いていると、
- デイサービスをメインという契約だったのに、接骨院でマッサージを流れ作業のようにやっているだけ
- ずっと働いている人でもボーナスは出ていない
- 残業代すら支払いはない
- 教えられてもないような仕事を突然任せられる
このような不満を口にしました。
さらに聞いていくと、
妻「そもそも柔道整復師にどうしてもなりたくてなったわけではない」
私「それは前にも言ってたね」(数年前に聞きました)
妻「だから仕事も楽しくないんだよね~」
私「まぁ、まだ数ヶ月しか経ってないし、もう少し様子みてそれでも変わらければ仕事辞めていいよ」
みたいな会話をしました。
ちなみに、まだこの時は結婚していませんが同棲をしています!!
まぁ、結果はわかっていましたが就職してから半年たったときに、
「もう辞めたい」
との申告が。
もちろん私は「いいよ!」と即答!
この時に、
「柔道整復師じゃなくても生きていける。自分がやりたくない仕事している方がつらいだけ。接客やってもいいし、事務仕事やってもいいし、柔道整復師にとらわれなくてもいいよ」
と伝えました。
いよいよ歯科助手へと変身する
妻はやっぱり、一度柔道整復師とは関係ないような仕事につきたいと考えていたようです。デイサービスにもう一度就職することも検討しましたが、求人も少ないししばらくはいいかなという結論にいたりました。
事務仕事が向いているとのことだったので、医療事務で仕事を探していましたが良い条件の職場は中々見つかりませんでした。
そんな感じで決まらず数週間過ぎたあたりで、歯科助手も興味があると言われました。
そこで歯科助手のことを調べてみると、中々条件も良さそう。
自転車で行ける距離でも求人が出ていたので、とりあえず応募してみたら面接までこぎ着けたのです!
そこからはとんとん拍子に話が進み、採用されることに決定。しかも、柔道整復師の知識を生かせられる場面があるから資格手当も出すとのこと。
自分からやってみたいと探した職種なので、妻は今では愚痴も言ってません。
もちろん大変なことはありますが、それなりに楽しみながらも継続しているので、私は転職して良かったなと思います。
当時を振り返って
ここから妻が書きます。
辞めたいと思ったきっかけは、慢性症状に対して不正請求をしつつ、施術も流れ作業のようにマッサージや電気をかけるだけだったので、やりがいを感じなかったからです。
慣れていない部分もあったので、しばらく自分なりに頑張ってみたけど限界でした。
患者さんと話したり、デイサービスの利用者さんと仲良くなったりはしていたので、何とかその部分で続けていた感じです。
辞める時は旦那に相談できたことが大きかったことと、後押ししてくれたから辞めるための一歩が踏み出せましたね。
今振り返ると、あのときに辞めることができてよかったです。
やりたくないことをやり続けるのは、予想以上にしんどい。それは経験してよくわかりました…
辞めることは周りの目が気になるかもしれませんし、退職することを伝えるのが気まずいと思います。
でも、周りなんて辞めたことはすぐ忘れるし、そもそも人のことってあまり気にしてないし、院長は一生会わないからと吹っ切れた記憶があります(笑)
そんな感じで辞めました。
辞めたときの様子含めて、別記事で辞め方もまとめているのでご覧ください。
医療に携わる者としての心得
私は柔道整復師業界の未来は明るいと考えています。人工知能に変わる仕事ではないですから。
人の体というのは1人1人違います。見なければわからない部分がたくさんあります。これを機械でやるのは不可能。
より精度が高い検査を機械に任せても、そこから改善・施術・治療するには人の手が必要なんですね。
このように私は未来が明るいと思っているので柔道整復師になる人が増えていってほしいと思っていますが、それと同時に柔道整復師にこだわらなくてもいいと思っています。
矛盾しているかもしれませんが、
医療に携わる者が「この仕事合ってないなー」って思っているのって、患者さん側からしてみれば嫌じゃないですか?
医師が「自分には医者という仕事に向いていない」と思っていたら、あなたは大切な体を預けることができますか?手術をお願いできますか?っていうイメージ。
例えば、
- 給料が低い
- 残業代が出ない
- 福利厚生が弱い
- 職場の人たちの人柄が好きじゃない
- 働いている職場に未来を感じない
- 治療法が自分が想像しているものとは違う
上記のような不満だけならば、それは環境を変えればいいだけ。
人間関係や収入などの環境が嫌なだけで、柔道整復師としての仕事は好きなはずです。
柔道整復師の資格を生かせて、ボーナスが出て、福利厚生がしっかりしていて、愚痴ばかり言わずに患者さんと向き合っている接骨院(病院)はいくらでもあります。
不正請求もせずに、ただモミモミするだけではなく、本当に患者さんの役に立つ施術をしている院はたくさんありますよ!!
柔道整復師の収入に関しては別記事でも紹介しているのでご覧ください!
ただし、
- 柔道整復師という資格を取りたくてとったわけじゃない
- 話すのが苦手でそれでも頑張って働いたけど、やっぱり話すことが負担になっている
- 接骨院で働くことが合ってないと思う
などと思っている人は、仕事の価値観に不満があるので、環境を変えても同じことのくり返しになります。
環境なのか、価値観なのかをしっかり判断しましょう。
妻は環境にも不満だし、価値観も合ってない状態でした。だからこそ私は柔道整復師にこだわらなくてもいいと伝えたのです!
柔道整復師として働くのも、歯科助手として払くのも、大きなくくりでいえば「医療に携わる者」です。
医療は時には他人の人生を変えてしまうこともあります。それは良い意味でも悪い意味でもです。
その責任を考えずにやりたくない仕事を適当にしていたら、いつか事故がおきますからね。
それを防ぐためにも、環境を変えたり転職を考えるのは決して悪いことではありません。
働いてみてわかることってたくさんあります。
今の時代、資格がなくても活躍している人はたくさんいるので、柔道整復師という資格に悪い意味で縛られないでください。
私の妻は半年で柔道整復師やめましたからね!最短です!!
女性の柔道整復師の転職のやり方とオススメの転職サイトを別記事でまとめているので、転職を考えている人は参考にしてください。
実際に使用したサイトも含めて紹介しているのでチェック必須ですよー!
まとめ:やりたい仕事をする
やっぱり、人間って自分で興味もったりやりたいことをする方が絶対にいいんです。
私は治療家という仕事が大好きです。
好きだからこそ、これからも続けていくし、自分で開業すると決めています。
あなたも、本当にやりたいことはなにか、今一度自分で振り返ってみてください。
今の仕事が好きならそのまま頑張って、
不満があるなら環境を変えてもいいし、
好きじゃないなら転職する道もあります!
幸いにも今の時代は転職は珍しいことではありませんからね。
この記事を通じて、妻と同じような悩みで困っている人の参考になればと思います。
- 柔道整復師にこだわらなくてもいい
- 実際に歯科助手に転職した例もある
- 柔道整復師が好きだけど、職場に不満があるなら勇気を出して変えよう
- やりたくない仕事をしているといつかミスが起きるし毎日が楽しくない
柔道整復師の転職マニュアルはこちら⇩