柔道整復師Renです!
接骨院業界は従業員に対する待遇が悪すぎます。
待遇が悪いままだと業界の発展は望めないですし、最終的に自分達の首を絞めてしまいますよ。
絶対にこのままではいけないので、20代柔道整復師の私が接骨院業界の待遇について声を大にして問題点を訴えていきます。
柔道整復師の未来については別記事でまとめているのでご覧ください。
自分ばかりおいしい思いをしている経営者が多すぎる
忙しくなって自分1人では限界がきて、新しい柔道整復師を雇いさらに売上を上げていく接骨院がほとんどですが、雇う柔道整復師を奴隷と勘違いしている人が多いです。
接骨院では「ボーナスなし、残業代なし」が普通ですが、一般的にはありえないですからね?
もうね、上に立つ経営者しかおいしい思いをしていないんですよ。
売上の目標を達成しても、自分たちの能力が上がっても、給料も変わらずボーナスもない。そのくせ経営者は贅沢をしている。
どんなに忙しくても、接骨院に貢献しても、何も還元する気がないなら素直に言えばいいんです。それを何も言わずにそのまま雇っている経営者はどうかしている。
本当に売上がないならそれは経営者としての勉強が足りないし、人を雇わず1人でやってください。
従業員に対してリスペクトが無さすぎる
社会保険もない、ボーナスも支給しない、残業代も払わない、夜遅くまで残させるくせに「うちで成長していって」とよく言えたもんです。
従業員を育てる気もなければ、守る気もないんですかね。結局は自分が良ければいいという考え。
院長、経営者だけが頑張って売上を叩き出しているのでしょうか?
違いますよね。従業員がいるから成り立っています。
雇っている柔道整復師に対してリスペクトがあまりにも無さすぎる。雇ったらなら責任をもって大切にしてほしい。
その人の人生をも左右しかねないんですからね。
最低条件として、
- 基本給22万円
- ボーナス年2回支給(計2ヶ月分)
- 社会保険完備
- 成果報酬あり(手当)
- 週休2日
- 残業代支給(もしくは残業20分以下)
みたいな条件が当たり前になるようにすべき。
そうじゃないとこの業界はこれ以上の発展はないでしょう。これからを作る若い人たちが成長していくことが、底上げにつながりますから。
従業員のモチベーションって何よ?
雇われ柔道整復師のモチベーションってなんでしょうか。
患者さんを改善に導くことも大きなモチベーションの1つ。
でも、それ以外にもモチベーションってたくさんあります。
- 休みが2日ある
- ボーナスがある
- 目標を達成するとボーナスがある
- 出来ることが増えて能力が上がると昇給する
- 早く帰れて自分の趣味に没頭できる
- 頑張れば頑張るほどお金がもらえる
- 社会保険が充実していて安心できる
自分が思いつくだけでもこれだけあります。
やっぱり多くの人は「お金」に対するモチベーションって高いので、売上を従業員に還元するってとても大切です。
5万でもボーナスを支給してみてください。それだけで多くの柔道整復師が喜びますから。
伸びている接骨院は雇われている人が成長している
人数雇って成功している接骨院って確実に「デキル部下」がいます。
自分1人では対応できない部分を従業員が伸ばしてくれるから、接骨院全体が底上げするんですね。
自分で言うのも恐れ多いですが、私の接骨院がまさにそうで、私自身が成長すればするほど売上も伸びているんですね。
デキル部下じゃないかもしれませんが、確実に私は年々できることが増えて成長し続けていますし、目標も明確なんでそれに向けてモチベーションも高いですし、頑張った分は報酬として自分の収入になっています。
頑張れば頑張るほど収入が増える仕組みにはなっていますが、私自身の考えは「患者さんを健康にすること」が1番ですのでその為に勉強している感じですね。結果的にそれが評価されて自分に返ってくるのでまた頑張るサイクルができています。
まとめ:世の中の柔道整復師をもっと豊かしたい
私自身はもっと柔道整復師は豊かになってほしいと思っています。
形はどうであれ医療という仕事な以上は、すごく素晴らしい仕事です。だって、人を健康にしてるんですからね。
その手段に、柔道整復があるのもいいですし、本当に効果があるなら整体メニューや骨盤調整があってもいいじゃないでしょうか。それで患者さんの不調が解決するなら柔道整復師という枠にとどまらず勉強すべき。
ただ、患者さんだけが幸せになればいいかというとそうじゃない。そこに働いている従業員も幸せで、院長・経営者も幸せにならなきゃダメ。
理想なので現実は違うかもしれません。
でも、少なくとも今の接骨院業界は「雇われ柔道整復師」の待遇はめちゃくちゃ悪い。
小さな声かもしれませんが、私はもっともっと雇われ柔道整復師が幸せになるように動いていきますし、経営者が待遇に関して考えてくれるきっかけになってくれると嬉しいです。