治療家Renです!
私の接骨院は完全予約制ですが、今となっては予約制以外は考えられません。それぐらい予約制にするメリットが大きいのです。
接骨院を予約制にすべきかどうか迷っている柔道整復師が多いと思うので、現在の私の体験談を含めてメリットやデメリットをお伝えしていきます。
この記事では、
- 接骨院を予約制にしたい
- 実際に予約制にしている接骨院の声を聞きたい
- 予約制のメリットやデメリットを知りたい
というような疑問や悩みに答えていきます!
接骨院を予約制にするメリット
接骨院を予約制にするメリットはたくさんあります。
メリットとは、
- とにかく患者さんの無駄な時間が無くなる
- 施術時間が確保される
- 理想通りの通院頻度になる
- 空き時間がわかるので有効活用できる
以上のことが挙げられます。
それぞれの項目をサクッと解説していきましょう。
①とにかく患者さんの無駄な時間が無くなる
予約制で診療していて1番のメリットが、とにかく患者さんの無駄な時間が無くなること。
待ち時間がないことで喜ばれることが実際に多いので、患者さんのことを考えると確実に大きなメリットになります。
施術者側からしてみると「いつでも来れる方がいいじゃん」って思いますが、患者さんからしてみると「待ち時間が無い方がいい」と思っている人がたくさんいますし、予約制に関して文句を言われたことは1度もありません!
正直、「接骨院の待合室で30分待つ時間」ってかなり無駄な時間なんですよ…患者さんの貴重な時間を奪っているのです。
だったら、予約制にして待ち時間を減らして、施術者も集中できる時間を確保できる予約制にしておくべきだと思います。
②施術時間が確保される
予約制ではないと、一気に患者さんが来院されて忙しくなってしまうことも多いですよね。
そんな時って次から次へと施術をするので集中できないし、時間もないから雑になりがりです。
「集中してない雑な流れ作業の施術」を受けて本当に患者さんの不調は改善するのでしょうか?
しっかり話を聞いて、体をチェックして、施術をする方がはるかに改善するのは当たり前ですよね。
予約制は1人1人の患者さんの施術時間を確保できることは大きなメリットなのです。
③理想通りの通院頻度になる
予約制にすると、「○○さん、今週の金曜日に来れますか?」という提案をして予約を取っていくようにすれば、我々の理想通りのペースで通院を促すことが可能です。
予約制じゃなければ最終的な判断は患者さんがくだすことになるので、本当は週に2回来てほしいけど1回しか来ないという事態が起きやすいですよね。
理想の頻度で来てもらえれば、施術の結果もちゃんと出て患者さんのためにもなるので、予約制の恩恵を受けれます。
④空き時間がわかるので有効活用できる
予約制にすると、この時間が少し空いている!ってわかります。
その空き時間で手技の練習をしたりすることもできるし、掃除やカルテの入力もできる。
誰か休むときがあれば、その人の予約枠を取らないようにするだけで、空き時間を作ることができるので、1人減ったからといっても何も変わりなく施術することができますよね。
誰かが休んでもそのつけが回ってこないし、空き時間を有効活用できるのは予約制の隠れたメリット!!
接骨院を予約制にするデメリット
予約制はメリットだけじゃありません。もちろん、デメリットもあります。
デメリットとは、
- 電話対応が増える
- 患者さんが時間を守らないと困る
- 予約が空いてなければ断る必要がある
以上が挙げられます!
①電話対応が増える
予約制にするとキャンセルや変更になると電話してくるので、その都度の電話対応が増えてしまうのはデメリット。
もちろん、初診の方も電話が多いので対応しなければなりません。
予約制でも忙しいときは切羽詰まっているので、そんな時に電話が鳴り響くと大変です…
②患者さんが時間を守らないと困る
予約がつまっている時に患者さんが大幅に遅れてきたりすると困ります。
せっかく来てもらったのに帰らせてしまう事態もありえるので、予約制の説明は事前にしておきましょう。
遅れてきているのは患者さんの責任なので、事前に説明しておくだけでクレームなどにはなりませんよ。
③予約が空いてなければ断る必要がある
予約が空いてなければ断る必要が出てくるので緊急の対応が難しくなってしまいますが、あらかじめ予約を余裕をもって取っておくとか、従業員を増やすなどの工夫をすることで解決できる問題でもあります。
しかし、当日の予約を断る必要があると機会の損失にもなるので、予約制のデメリットに入れました。
まとめ:予約制のメリットが勝つ
ここまで、予約制のデメリット・メリットをお伝えしてきました。
予約制の接骨院で働いてみると、予想以上に良いことがたくさんあります。むしろ、良いことしか感じてないぐらい。
デメリットを感じるのは、電話対応が追い付かないときがあるぐらいですかね。
もちろん、初診の方で予約が空いてなければ断ることもありますが、それで文句を言われることもありません。本当に来たいなら、また別の日で予約しますしね。
患者さんが遅れてくることもありますが、事前に電話するように説明しているのでうまく調節して対応しています。
あと、予約制は患者さんのためにはもちろん、自分達を守る方法でもあります。
患者さんを待たせている罪悪感、話もよく聞くことができない、患者さんの体をきっちり診ることができない、これでは毎日が流れ作業になり消耗していくだけ。
それでは、仕事をしていてもつまらないですよね。
きっちり自分たちが患者さんと向き合うためにも、そして患者さんのためにも、予約制を検討してみましょう!