柔道整復師Renです!
私は柔道整復師国家試験を受けて合格しています。
この記事を見ている方は、柔道整復師国家試験をこれから受験する立場の人だと思います。
勉強法は人それぞれありますが、そもそもどうやって勉強すればいいのかわからないという人が非常に多い。
ましてや、医療系の知識なんて今まで勉強したこともありません。
私もその1人でした。私は勉強は昔から普通ぐらいの成績で、どちらかといえばいいかなぐらいのレベルでした。
高校なんて野球ばっかやってたから、その場しのぎでテスト勉強は一夜漬け。
高校受験を最後にマジメに勉強することなんてなかったので、専門学校に入るころにはすっかり怠け者。
専門学校に入学してからは、心を入れ替え自分なりの勉強法をつかみコツコツと3年間継続したところ、1年生のときはクラスでもちょっと良いかなぐらいだったのが、3年生になったら学年で5番以内の実力になっていました。
ちなみに私の卒業した専門学校は、平均合格率90%以上を叩き出している全国屈指の実力校です。
学校でおこなわれる試験でも、60点以下は1度もとったことがないです。これも学校内では数えるほどしかいなかったです。
本番の国家試験では、必修問題が30点の満点で、一般問題が8割取れて160点でした。
勉強ができても、
「臨床や現場で使えないなら意味ねーよ」
という人がいるかもしれません。
でも、臨床や現場でめちゃくちゃ結果出している人はめちゃくちゃ勉強しています。
まずは基本となる医療知識を身につけ現場や臨床で活躍できるように、専門学校での勉強は必要不可欠です。
私が実際に取り組んだこと、効果があったこと、意味がなかったことなど思いつく限りはまとめていきますので、これから国家試験に合格したい人はぜひ参考にしてくださいね!
別の記事で、国家試験に不合格になってしまった人が来年合格するための勉強法をまとめているので、該当するかたは一緒にご覧ください!
柔道整復師国家試験の基本
まず、柔道整復師国家試験の基本について解説していきましょう。
国家試験を受ける上で基本になるのは、
・暗記
・国家試験の過去問
この2つが基本となります。
医療知識は複雑な計算は必要ありませんが、暗記が必要になります。
そして、その暗記した知識を国家試験で引き出すこと。
当たり前のことですが、時間と量は必要です。天才の頭脳を持っていればいいですが、多くの人は暗記には時間がかかります。
けど、効率よく暗記することはできるので、そのやり方をまずサクッと解説していきます。
効率が良い暗記法
まず、私が実践して効果がなかった暗記法を言います。
頭の中で読むだけ
ただ頭の中で読んだだけで覚えられたら全員合格しています。これ私もやりましたが、まじで意味なかったです。
頭にインプットしてるだけじゃダメなんで、しっかりアウトプットしなきゃいけません。
だから実際に実践して効果があったのは、
- 声に出して読んで覚える
- 書いて覚える
この2つのやり方でした。
2つともアウトプットしてるんです。
①声に出して読んで覚える
これは言葉の意味の通りです。
読んでるだけではだめなので、それを声に出すだけで記憶に定着しやすくなります。
やり方も簡単です。
覚えたい部分を声に出して読みます。
覚えたなーと思ったら、何も見ないで覚えた部分を言えるかどうかチェックしてみましょう。
そこで覚えていたら、後日同じように言えるかどうかチェックしてみる。
この繰り返しで、暗記した内容がより深い記憶になるのです。
人間って忘れる生き物なので、
「覚えて、忘れて、覚えて、忘れて、やっと覚える」で暗記することができるんですね!
②書いて覚える
声に出して読むのと同じ要領で、書いて覚えるのも暗記できます。
書いて覚えたら何も見ずに書けるかチェックする。
テストするんですね。
「ここ覚えたー」って満足して終わってしまう人が多いのですが、そこからテストすることが大切。
覚えたと思ったらその場でテスト。これを繰り返せば、解剖学や生理学などの知識も暗記することができます。
解剖学と生理学と柔整理論から覚える
点数を効率伸ばすには、1番の基礎であり問題数も多い「解剖学」と「生理学」と「柔整理論」から暗記始めることをオススメします!
とくに解剖学と生理学がわかれば、病理や一般臨床がスラスラ解けるようになります。
もちろん、解剖学と生理学を理解しなければなりません。そこから暗記をするんですね。これ大前提。
わからない部分があればそのままにしないで、理解してから暗記しましょう。
解剖学と生理学が理解できて暗記してれば、「この臓器の異常があれば、○○ホルモンが出ないから、体の異常が○○に出る」みたいな解き方が出来るんですね。
これができると、無駄なことを覚えなくていいので効率がとても良いんです。
例えば、バセドウ病は甲状腺ホルモンの働きを覚えているだけで、ある程度は症状が予測できるんですね。
基礎代謝をあげるのが甲状腺ホルモンの働きなので、基礎代謝が上がった状態を思い浮かべることで問題が解けるので、バセドウ病は、疲れやすい・暑がり・汗をかく・動悸・脈拍が早くなる、ぐらいの症状は暗記しなくても理解できるのです。
このように、基礎をしっかり覚えているだけで、それを応用して他教科の問題を解くことができるので、解剖学と生理学を理解して暗記すれば点数がとれやすくなります。
国家試験の過去問を解こう!
いくら暗記しても、それが問題をとくのに役立たないなら何も意味がありません。
国家試験は四択問題です。
まず、四択問題を解くことに慣れなければなりません。
なので、過去問を繰り返し解くのが基本です。
できれば、第1回から最新回まで全て3週は解きたいですね。それに加えて、直近の10回分は5週ぐらい解けるといいですね。
慣れてくると、めちゃくちゃ解くスピード早くなります。
新しい問題に触れることも重要
過去問を解いているだけだと、四択問題に慣れはしますが、どうしてもマンネリ化してしまうんですね。
だから、新しい問題を解くことも大切なので、外部模試を受けるのがオススメ。
【過去問で暗記したものを引き出して四択問題を解く練習をくり返しおこない、定期的に新しい問題を解いて実力を確かめる】
地道ですが、これが1番定番のやり方かなと思います。
解く順番も重要
柔道整復師の国家試験は、必修問題が1番の難関です。30点満点のうち24点以上をとらなければなりません。
そして、必修問題は午前中の問題の問1~問30です。
本番をイメージしてみてください。
問題を開いていきなり、必修問題がドンっと見えます。
めっちゃ緊張しません?(笑)
ただでさえ本番は緊張してガチガチなのに、いきなり必修問題を解いては実力が出せないです。
だからこそ、問31から解く方法がおすすめ。
問題を解くのには、その人なりのリズムがあります。いきなり必修問題を解いていると、そのリズムが出ないまま進んでしまうので間違いやすいんですね。
問31から始まる一般問題から解いて緊張している頭をどんどんほぐしてリズムをつかみましょう。
メリットはかなりあるので、早いうちから「一般問題を解いてから必修問題を解く」やり方に慣れておくのがオススメ!!!
時間はたっぷりあるので、必修問題を解く時間がなかったなんてことはなかなかないですしね。
まとめ:継続することが大切
最後に1つ言わせてください。
継続してコツコツやることが1番重要
テスト前だけやっても、一夜漬けで覚えても、すぐに忘れてしまうんですね。私は3月におこなわれる国家試験ギリギリの2月まで研修してましたからね(笑)
平日は少ない時でも1~2時間はやって、休日は3~4時間ぐらいでした。
学生時のタイムスケジュールは、
10時~13時・・・専門学校
15時~20時・・・接骨院にて研修
22時~23時・・・勉強
こんな感じでした。
もちろん遊ぶこともあるので、365日やってはいませんよ(笑)
友達と朝まで飲み会なんてこともありましたし(笑)
さすがに、3年生の後半は勉強メインでしたが。
1日にたくさんやらずに、コツコツ継続するのが重要です!
みなさんもこの記事を読んだならば、そこを意識して日々の勉強法を取り組んでみてください!
ここに書いている勉強法が全てではないので、やりながら自分なりにアレンジして、国家試験合格のために頑張ってくださいね(^^)/
陰ながら、未来の柔道整復師になるあなたを応援しています!!!!