柔道整復師Renです!
「柔道整復師を辞めたい」
このような悩みを持っているので、この記事を読まれていると思います。
接骨院はブラック的な雇用が多く、柔道整復師として働いていても稼げないし、かといって待遇もよくないことが多い。
雇用体系が整っている接骨院も増えてはいますがまだまだ少ないので、接骨院に嫌気がさして柔道整復師として転職するのではなく、異業種に思い切って転職する人も存在します。
この記事では、柔道整復師から異業種に転職したいと考えている人に向けて、注意点やポイントをお伝えしていきますので参考にしてください。
柔道整復師から他業種に転職する時の注意点
柔道整復師から異業種に転職する時に注意してほしいこととしては、
- 何を求めて転職するのか明確にする
- 自分のスキルや強みを確認
- どんな職種がいいのか
以上のポイントをしっかり考えて異業種の転職にチャレンジしてほしいです。それぞれ解説していきましょう。
①何を求めて転職するのか明確にする
「柔道整復師として働くのが嫌だから転職する」
このような漠然とした理由で転職を考えるかもしれませんが、このままだと転職したとしても上手くいかない可能性があります。
何を求めて異業種に転職するのかは、人によって違います。求めているものを明確にしないまま、異業種に転職したとしても求めているものが満たさなければ、同じことの繰り返しになりますよね。
だからこそ、今一度考えてください。
例えば、
- 家族がいるから、社会保障が手厚い企業で働きたい
- 残業しても大丈夫だけど、給料が高くてボーナスがある企業で働きたい
- とにかく定時で帰れるようにしたい
等々の考えは人それぞれで違うと思います。
とりあえず他業種に転職!と意気込んでも失敗してしまいますので、紙でも携帯のメモでもいいので自分が何を求めて転職するのかを明確にしてください。
②自分のスキルや強みを確認
次に、自分のスキルや強みも明確にしておきましょう。
柔道整復師として働いてきたならば、
- コミュニケーション能力を磨いてきた
- プレゼン能力がある
- ネット集客に力を入れてた
などの自分なりの強み、スキルがあると思います。
もしくは自分の特技で、
- Excelなどに詳しい
- パソコン系に強い
- イラストを副業でおこなっている
- 何かの分野についてかなり詳しい知識がある
活かせるかどうかは別として、自分なりに得意なことや強みは必ずあります。
柔道整復師なのに他業種に転職するということは、全くの未経験者である自分を売り込まなきゃいけません。
未経験者ということはそれなりに教えるコストもかかりますから、企業側からしてみれば「初心者でも雇う価値がある」という風に評価されなければ採用はされないので、自分の強みやスキルを自分で理解しておく必要があるのです。
③どんな職種がいいのか
自分が何を求めているのか、自分の強みやスキルは何か、それぞれ書き出してみると自分に合っている職種が見えてくると思います。
「求めているもの×強みやスキル=自分に合った職種」という式が成り立つのです。
例えば、
とにかく転職して稼げるようになって家族を養いたい(求めているもの)
×
自分はコミュニケーション能力が高い(強み)
=
歩合の営業系なら自分に合ってそう(自分に合ってそうな職種)
パッと思いつきですし単純ではありますが、こういった考えになると異業種に転職するのもスムーズにいきます。
異業種に転職することは簡単ではありません。
繰り返しになりますが、今一度自分のことを見つめ直して、自分に合った企業や職種に転職を検討してください。
医療・介護系の転職だと柔道整復師が活かせる可能性も
医療や介護系の仕事ですと、柔道整復師の医療知識が非常に役に立ちます。
接骨院以外でも、例えば機能訓練指導員として働くこともできますし、5年経験があればケアマネジャーも取得することができるので、接骨院以外にも生かす道はたくさんありますよ。
※ケアマネジャーについては「柔道整復師がケアマネジャーになる方法を解説」をご覧ください
※機能訓練指導員については「女性柔道整復師が転職するなら「機能訓練指導員」がオススメ!その理由とは?」をご覧ください
資格を取ったのを使う使わないは自由ですが、せっかく取ったなら使った方がいいです。
資格手当がつかないかもしれませんが、さりげない医療知識を覚えているだけで現場では役に立つことが多く、実は私の妻がおもわぬところで柔道整復師の資格が生きた1人。
私の妻は柔道整復師から「歯科助手」に転職しました
私の妻は専門学校時代の同級生で、柔道整復師の資格を持っていますが、今は歯医者で歯科助手として働いています。
実は筋肉の知識があるおかげで「咀嚼筋」等の説明ができるので、様々な指導を任されているそう。柔道整復師になるうえでは筋肉の知識なんて当たり前のことですが、一歩外に出れば武器になるんですね。
妻の場合は年収も上がり、妻にしかできない指導も任されているので柔道整復師の資格手当もついています。
妻はかなり上手くいった例ではありますが、自分で行動した結果が今です。なので、医療知識がどこかで役に立つかもしれないし、資格を取っていること自体が武器になるので、医療・介護系の転職も考えてみてください。
妻の転職については「柔道整復師から歯科助手に転職した話」で詳しく解説しているので、ご覧ください。