柔道整復師Renです!
近年、どの業界でも昔に比べると転職をする人が多くなってきていますが、柔道整復師においても例外ではありません。
転職といっても理由は人それぞれで、前向きな考えで転職することもありますが、接骨院においては現状が嫌で環境を変えるために転職をする人が多いです。
この記事では「接骨院から接骨院への転職をする際にどんな理由が多いのか」についてお伝えしていきます。
柔道整復師転職の多くはブラック接骨院だからという理由
柔道整復師が転職する時に多いのはブラック接骨院が嫌だからという理由が、残念ながら多いのが現状です。
たしかに、ブラックな接骨院は多く存在しますし、昔からの考えで経営しているところもありますが、これからの時代を生きる柔道整復師は苦痛でしかありません。
とくに多いのは、
- 拘束時間が長すぎる
- 給料や社会保険などの待遇面の不安
- マッサージする日々に嫌気がさす
- 人間関係のトラブル
この4つです。それぞれ解説していきましょう。
①拘束時間が長すぎる
転職を考えていない人でもよく声があがるのは、「接骨院は拘束時間が長すぎる」という点。
私もそれを感じていますが、例えば【8時に出勤‐‐‐12~15時まで休憩‐‐‐20時に営業終了し20時半に帰宅】という働き方であれば休憩時間が長いものの実働時間は妥当かなと思います。
実は上記の例えは、私の実際の働き方です。早い時は20時前には家に帰宅できる時もあるぐらい。
しかし現実は、診療時間を過ぎても患者さんが残っているので残業になり、終わるのは21時とか22時になってしまう接骨院が多いので、そうなってしまうと拘束時間が長すぎます。残業代が支給されればまだしも、支給もされないことがほとんど。
残業している間はただ働きをしているということになるし、家に帰るのが遅いと趣味の時間も取れないので、拘束時間が長いのが嫌で早く帰れる接骨院に転職をする人が多いのです。
②給料や社会保険などの待遇面の不満
給料や社会保障などの待遇面の不満があり転職をする人も多いです。
雇われ柔道整復師に対する扱いがひどいと、
- 関東圏で月給10万円代
- ボーナスなし
- 残業代なし
- 社会保険なし(自分で国保・年金等を支払う)
というブラックな接骨院も実在します。儲かってるのは院長だけという構図なので、従業員に対して何も還元されません。
個人で経営する小規模な接骨院がほとんどなので、企業に勤めるサラリーマン的な待遇を全て受けれないにしても、ひどい待遇で働いている柔道整復師が多いです。
ただ最近では、グループ院などは保証が手厚く、ボーナスが支給されるような待遇が良いところもでてきました。個人でもしっかりと従業員のことを考えて経営している接骨院もありますので、転職を考える人が多いのです。
③マッサージする日々に嫌気がさす
接骨院で延々とマッサージする日々に嫌気がさして転職を考える人もいます。
正直、いくら気持ちいいマッサージができたとしてもこれからは生き残れるとは思いません。他の人も気持ちいいマッサージできますからね…
就活生向けに「マッサージするだけの接骨院には就職しない方がいい理由とその見分け方」という記事を書いていますが、せっかく国家資格とったのに患者さんの気持ちいいところをマッサージする日々って嫌じゃないですか?
技術を求めて治療法を学びたいから転職を考えるというのは、すごく良いことだと思います。
④人間関係のトラブル
人間関係のトラブルというと、
- 職場でのパワハラやセクハラ
- 社内恋愛でのトラブル
- 患者さんからのセクハラやストーカー
というのが代表的かなと。
とくに女性柔道整復師の方は、女性従業員同士の不満や患者さんからのストレス等も多いです。
人間関係のトラブルは早めに解決したいですしストレスが大きいので、転職という決断にいたるという人が多いのでしょう。
接骨院で多い人間関係のトラブルは、「接骨院での人間関係のストレス!よくあるトラブルは?」で説明しています。
転職を考えているならば他の求人と比べてみる
今の接骨院に多少なりとも不満があり転職を考えているのであれば、他の求人と今の待遇を比べてみてください。「こんな条件で募集してるんだ」とか「ここだったら良さそう」みたいな発見があるので、求人サイトを眺めておくだけでも最初は良いです。
いい求人があれば実際に行動をおこせばいいので、まずは自分の希望にそった条件があるかどうか探してみましょう。
柔道整復師におすすめの転職求人サイトは「ジョブノート」です。
柔道整復師に特化しているので求人数がかなり豊富なため、まずはジョブノートを見ているだけでも様々な求人をチェックすることが可能。
もし、そのまま応募し採用になればお祝い金ももらえますし、無料会員登録をすれば自分に合った求人を送ってくれるサポート機能も使えます。
柔道整復師に特化していて、クオリティが高いのは「ジョブノート」しかないといっても過言ではないぐらいおすすめですので、ぜひ利用してみてください。
まとめ:行動すれば現状は変えられる
現状を変えたいと思っても行動できない人がほとんどです。
実は私の妻も柔道整復師なのですが、デイサービスを半年で辞めて歯科助手に転職しました。行動した結果、現在は前職よりもかなりの好待遇で今は働いております。(詳しくは「柔道整復師から歯科助手に転職した話」をご覧ください)
現状を変えるなら何か行動するしかない。その1つの選択肢として転職があると考えています。
人って環境次第でいくらでも変わりますので、日々業務をおこなう環境というのはとても大切。今の自分に不満があったり、現状を打破したいのであれば環境を変える行動を実際におこないましょう。
とはいっても、行動する人って数パーセントなのでこの記事を見ても行動できない人は多いでしょうが、誰か1人の行動するきっかけになれば嬉しいです。
柔道整復師が転職活動をする上で役立つことや大切なことをまとめた「転職マニュアル」を作成しています。
これからの転職活動の参考にしていただければ幸いです。