就活

柔道整復師が就活するときにブラック接骨院を回避する方法

柔道整復師Renです!

 

新卒柔道整復師の多くは接骨院に就職することになりますが、接骨院によって待遇面はかなり違います。

実際に卒業してから仲間に会うと、「夜全然帰れなくてさ」という柔道整復師もいれば、「残業もないし給料も高い」という柔道整復師もいるのです。

 

就職活動をおろそかにしてしまうと「ブラック接骨院」で働くことになる可能性が高いので、妥協せずに就活はしましょう。

この記事では、新卒柔道整復師の就活でブラック接骨院を回避するポイントをお伝えしていきます。参考にしてください。

ブラック接骨院を回避するポイント
  1. 予約制や予約優先制を取り入れているかどうか
  2. メニューが時間売りかどうか

まずはブラック接骨院の特徴を把握してください

一般的にブラック企業というのは、

  • 残業代なし
  • 帰るの遅い
  • 給料が低い
  • パワハラがある
  • 厳しいノルマがある

上記のようなことが当てはまります。

 

一般的なブラック企業とブラックな接骨院は似ている部分もありますが、接骨院の場合だと働き方が特殊なので、一般的なブラック企業とは少し違う部分があります。

ブラック接骨院とは、

  • 給料が低い
  • 残業が当たり前になっているのに残業代なし
  • タイムカードがない
  • 勉強会が強制参加
  • ただのマッサージをひたすら毎日やる
  • 不正請求が大半の売上を占めている

以上のような特徴が挙げられます。

 

ただし、接骨院は「9時から診療開始~12時から15時まで休憩~20時で診療終了」という形になることが多いので、17時の定時に帰るという概念は存在しません。なので、ホワイトな接骨院でも帰りは20時とか21時になることは頭に入れておきましょう。

病院も19時まで診療していることも多いですから、医療全般的に帰りは遅めです。単純に帰りが21時になるからといって、接骨院がブラックではない可能性があるので気をつけてください。

 

ブラック接骨院の特徴についてはここでは書ききれないことがたくさんありますので、別記事の「【遅い時間まで消耗してない?】ブラック接骨院の特徴をまとめます」をご覧ください。

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2つのポイントを抑えてブラック接骨院の回避しよう

給料が低いとか、ボーナスがあるない、残業代の有無などは求人を見ればわかります。明らかに条件が悪いなら避けましょう。

ただ、現実的に就活生では知ることができないことってたくさんあります。不正請求をしていることなんて知ることはできませんし、どんな働き方をしているのかは働いていみなきゃ分からない部分です。

 

だからこそ、自分で希望の接骨院をできる限りリサーチする必要があります。求人情報だけ見ていてはブラック接骨院がどうかは絶対に判断できませんから。

 

私自身、接骨院でずっと働いてきていますし、仲間の情報を聞いたりすることも多いので、おおまかではありますが、ブラックかどうかが判断できることがあります。

ブラック接骨院を回避するには2つのポイントが重要でして、

  1. 予約制や予約優先制を取り入れているかどうか
  2. メニューが時間売りかどうか

以上を抑えておくと、ブラック接骨院を回避する可能性がグッと上がります。

 

基本的には2つのポイントは、ホームページを隅々までチェックしてください。

今の時代、ホームページの存在が重要です。コンビニより多いとされる接骨院から、自分の院を選んでもらう必要があるのでホームページはかなり大切。ホームページに加えて、口コミサイトなどの情報も見ておくと確実です。

 

又、ブラック接骨院を絶対に回避する方法もあります。

それは、学生の時に接骨院に研修をしておくこと。柔道整復師として社会人として働く前に、アルバイトとして働けば接骨院のすべてが理解できます。

何時に従業員は帰っているのか、どんなメニューがあるのか、院長はどんな人なのか、働き始める時に気になる部分が全てわかりますよね。

 

今、3年生で就活をしなきゃいけない時期であれば難しいので1から探さなきゃいけませんが、1~2年生や3年生になったばかりであれば気になる接骨院で研修をしてみるのが最も失敗しません。

学生の接骨院研修のやり方については、こちらの「【学生アルバイトをする】接骨院の研修先を探す方法」をご覧ください。

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ブラック接骨院を回避するポイント①予約制について

接骨院の帰りが異常に遅くなる理由は、診療時間が終わっても患者さんが残っているからです。帰りたくても帰れないんですね。

20時までの診療時間なのに20時ギリギリに患者さんが来ることがあるのです。

 

それを防げるのが予約制や予約優先制。

予約制を取り入れていれることで診療時間が終わっても患者さんが残っている状態が避けられますから、帰りが遅くなることが少ないです。私自身が働いている接骨院が予約制を取り入れて、帰りが早くなったので間違いないでしょう。

 

しかも、予約の枠がきちんと用意されているので、1人の患者さんをしっかりみることができるため、流れ作業にもなりにくい恩恵も。

 

又、最終受付時間を設定している場合も遅くなりにくいです。

いわゆるラストオーダー的なイメージで、20時までの診療時間だけど最終受付は19時30分というルールにすれば帰りが極端に遅くなることは少ないでしょう。

ブラック接骨院を回避するポイント②メニューについて

ブラック接骨院で多いのが、ただのマッサージを流れ作業のように回す、というパターン。治療しているわけでもなくただのマッサージをしているのはかなり苦痛ですし、そのやり方で今後生き残っていけるとは思いません。

なので、希望の接骨院がどんな治療理論があって、どんなメニューがあるのかをホームページを見てチェックしてください。

 

好ましくないのは、時間売りメニューがあるだけの場合。時間売りとは、30分3000円コースや60分7000円コース、というメニューのこと。

自分の技術があれば時間は関係ありませんし、メニューだって時間によって分けなくていいはずです。

 

時間売りをしているということは「せっかく柔道整復師の資格を取って接骨院に就職したけどやってることはマッサージ屋のアルバイトと一緒」ということになります。

成功している接骨院は絶対に時間売りはしていませんから、ホームページを見て○分コースがある場合はただのマッサージ屋さんと同じことをしていることもあるので注意してください。

 

自費施術の割合が大きければ不正請求をしていることも少ないですし、健全な経営をしている接骨院の可能性が高いです。

今の時代は「怪我はしっかり保険で慢性は自費施術」が接骨院のスタンダードに変化しています。これから柔道整復師になるならその点はしっかり理解しておきましょう。

ホームページを見て自費施術を前面に出していれば、何でも保険を使って施術ということは考えにくいのでじっくり見てください。

まとめ:柔道整復師なら転職することも頭に入れて就活をする

この記事のまとめ
  • ホームページをひたすらチェックする
  • できれば口コミサイト等も見てみる
  • 予約制を取り入れていると残業が少ない可能性が高い
  • メニューが時間売りをなっていると、ただもみもみする毎日になるかも
  • 学生研修をすると確実にブラックかどうか見極めることができる

ここまでブラック接骨院を回避するポイントをお伝えしてきましたが、完璧に避けれるわけではありません。

どんなに調べたり、慎重に就活しても、働いてみたらイメージと全然違ったということは、どの業界・企業でも起こりえます。

 

なので、就活をする時点で「ダメなら転職をする」という気持ちで挑んでください。転職することは決して悪いことではありませんし、幸いにも接骨院の求人はたくさんあります。

ただ、転職は転職で手間もかかりますから最終手段として残しておいて、なるべく転職は避けてほしいので就活はしっかりとやりましょう。

 

この記事でお伝えしたことに加えて、さらに業界内のことを知っていればさらにブラックかどうかの判断はつきやすいです。

なるべく業界の生の声を聞いてから就活をする方が良いので、こちらの記事「これから柔道整復師になるならどんな接骨院に就職すべきなのか」も参考にご覧ください。

 

世の中は情報を得るということが大切。私の意見が全てではありませんが参考にはなると思いますので、ぜひご覧くださいね。

就活生をために「柔道整復師の就活マニュアル」も作成しております。こちらも合わせてチェックしてください。

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