柔道整復師Renです!
「柔道整復師になりたいけど、学校がいっぱいあってどこを受けるか悩む」
こんな悩みを抱えている人が非常に多いです。
柔道整復師という国家資格を取るには、合格率が約60%の国家試験をクリアしなければなりません。柔道整復師になるには今まで触れたことのない体や医療の知識を1から学ぶので、学校や先生によって教え方はまったく違います。
だからこそ、柔道整復師になるなら勉強重視の選び方をするべき。
この記事ではこれから柔道整復師専門学校に入学を考えている人に向けて、どんな基準で学校を決めればよいのかをお伝えしていきます。
ちなみに私が通っていた専門学校については「【卒業生が大公開します】神奈川柔整鍼灸専門学校の評判は?」をご覧ください。こちらの学校はおすすめですので、近くに住んでいる人は検討してみてください。
柔道整復師専門学校を選ぶときは合格率をまずチェックしよう
「柔道整復師国家試験に受かって柔道整復師になるため」に専門学校に高い授業料を払って通います。
国家試験に受からなきゃ柔道整復師にもなれないので、専門学校を選ぶ基準は合格率に焦点を当ててください。
結果を残している学校は毎年のように合格率が安定していますので、勉強を教えるノウハウが優れている証拠。
繰り返しますが、柔道整復師の国家試験に受かるための専門学校なので、少しでも受かる確率が高くなる専門学校を選ぶべきなのです。学校行事、特別授業などの強みは二の次で、とにかく結果を出している専門学校を選ぶことがおすすめ。
実は柔道整復師の国家試験は年々難しくなっていますが、しっかり勉強すれば合格できる難易度です。
平均の合格率は約60%ですので、80%以上あれば十分な指導がされている証拠でしょう。さらに3~4年の合格率をさかのぼってチェックしてみて80%超えていれば安心できる専門学校ですから、下記リンクからチェックしてみましょう。
- 第26回(2018年)→学校別合格率はこちら
- 第25回(2017年)→学校別合格率はこちら
- 第24回(2016年)→学校別合格率はこちら
- 第23回(2015年)→学校別合格率はこちら
上記で紹介したページを見てみると、柔道整復師の専門学校は乱立していて、生徒数が少ないかつ合格率が低い学校がたくさんありますよね。近いから、楽しそう、安いからという理由だけでは選ばないようにしてください。
柔道整復師になるために合格率が高い結果を出している学校から検討しておくのは当たり前ですので、ぜひ参考にしてください。合格率が高ければ高いほど選ぶ価値はあるでしょう。
次に生徒数を確認する
生徒数がある程度多くて合格率も高い学校の方が、私は安全と考えています。
多くの人数を1から指導して、高い合格率が維持できているならば、それだけ万遍無く指導が行き届いているのでしょう。
実際に私が通っていた専門学校は、毎年合格率90%以上を維持している全国でもトップクラスの学校。先生達みんなが生徒のために指導してくれますし、わからないところがあれば誰でも親身になって対応してくれました。
そりゃ合格率が高いわけです。
理想は40人以上は受験している学校。40人以上いれば高校などの1クラス分の人数になります。1クラス分でも80%ぐらいの合格率を維持できていると、万遍無く指導が行き届いている証拠でしょう。
受験人数も80人ぐらいいて、合格率も90%を達成している学校もたくさんありますから、合格率と共に学校の規模も見ておくのがおすすめです。
※人数に関しては地域差はありますので考慮してくださいね
合格率と生徒数は下記ページからご覧ください。
- 第26回(2018年)→学校別合格率はこちら
- 第25回(2017年)→学校別合格率はこちら
- 第24回(2016年)→学校別合格率はこちら
- 第23回(2015年)→学校別合格率はこちら
既卒の合格率はどこも低いから気にしない
合格率でも「新卒」と「既卒」という枠がありますが、新卒は専門学校を今年卒業する人のことで、既卒は1度卒業して不合格になった人が再度試験を受けることを指します。
基本的に既卒の合格率はかなり低いので、あまり気にしないでください。新卒の合格率がかなり高かったとしても、既卒は低い学校がほとんどですよ。
既卒でも合格する人は、十分に実力があったけど不合格になってしまったパターン。実は私の妻が1度落ちていますが、次の年に余裕で合格しています。妻は先生からも全く心配されてなかったぐらいの実力がありました。
その実力を次の年さらに伸ばせば、合格しますよね。
既卒の合格率が低いのは、
勉強量や努力が足りなくて不合格
↓
今まで努力してこなかったし、学校も卒業しているから1人で勉強する
↓
実力もなく努力しなくて卒業したので1人では理解できないまま国家試験を受ける
↓
再度不合格
みたいな人が多いからです。
専門学校の勉強の教え方が悪いのではなく、本人側に問題があるので、既卒の合格率が低いのは気にしないようにしましょう。
1番最悪なパターンは、新卒も既卒も合格率が低い学校です…
臨床の経験は接骨院でアルバイトすれば解決
専門学校では実技もあるんですがあくまでも教科書通りのことしかやりません。なので、実際の現場に出ていると専門学校で習ってないことがよく起きます。
よくいわれるのが「臨床(接骨院などで実際に働くこと)に出てから何もできない柔道整復師が多い」ことについて。
私なりの意見を言わせてもらうと、これは仕方ないと思っていて、専門学校では医療知識の基本を身につける場所なので臨床に出てからのことは優先的に考える必要性は薄いのかなと。
柔道整復師国家試験は10科目あります。それを3年間である程度のレベルまで引き上げて、実技も基本をマスターすることを考えると、臨床に出てからのことを教えるにも時間が足りません。
ただ、臨床の経験をすることはかなり大切です。大切なので、自分で臨床の経験を積みにいくことをおすすめします。
つまり「接骨院でアルバイトや研修をする」ということをすれば、臨床の経験を積みながら学校の勉強ができるのです。しかもお金も稼げますからね?学生にとってやらない理由がないのです。
私は実際に専門学校の3年間ずっと接骨院でアルバイトしてました。今もそこで働いているのですが、在学中も現場でずっと経験を積んできたので自分自身大きく成長した経験があります。
まとめると、
学校は医療と柔道整復師の知識・基本を学び、
実際に臨床で使う知識・技術は接骨院のアルバイトで学ぶ
というやり方が最も賢いし、お金ももらえて得しかありません。
専門学生の研修については別記事の「柔道整復師の専門学校に通いながら接骨院でアルバイトや研修をするべき?」でも解説しているので合わせてご覧ください。
専門学校によっては「臨床が多く体験できます!臨床に力を入れています」とうたっていることがありますが、それで国家試験の合格率が低いなら意味がありません。
だって、せっかく臨床経験をつんでも柔道整復師になれないなら生かせませんよね。
臨床という言葉は一見魅力的に見えますが、それは専門学校でなくても経験できます。繰り返しになりますが、柔道整復師になるための専門学校です。
結果を出しているかどうかを基準で考えてください。
まとめ:オープンキャンパスには絶対行く
長くなってしまったのでここまでをまとめると、
- 国家試験の合格率が高いかどうかが大切で合格率80%あると安心
- なおかつ結果を出し続けている専門学校がおすすめ
- 40人以上の生徒がいて合格率が高いと万遍無く指導が行き届いている証拠
- 既卒の合格率は結果が出ている学校でも低いので気にしない
- 臨床経験は自分で接骨院アルバイトをするのが1番
さらに大切なこととして、必ずオープンキャンパスに行くこと。
そこで授業風景や、先生たちの指導、生徒たちの人数や態度などを実際に見てみて、気になることがあれば実際に質問してみましょう。ホームページだけではわかりませんから、必ず自分の目で見てください。
ここまでお伝えしたことを基準にしてもらうと、より専門学校が絞れてくるのではないのでしょうか。
柔道整復師になるための学校選びは非常に重要です。しっかり見極めて、結果を出している学校を選んでください。
ただし、勉強するのは自分です。自分で努力しなければどの学校に行っても実力はつきません。そこは勘違いしないようにしてください。
「自分の努力+専門学校の指導=国家試験合格」というイメージを持って、これからの専門学生を楽しんでください。あなたにとって正しい選択ができることを願っております。
合格率はここからチェック↓
- 第26回(2018年)→学校別合格率はこちら
- 第25回(2017年)→学校別合格率はこちら
- 第24回(2016年)→学校別合格率はこちら
- 第23回(2015年)→学校別合格率はこちら
柔道整復師になる人に向けて大切なことをまとめた記事を書いています。参考になるかと思いますので、合わせてご覧ください。